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対談〜完成後のその先を見つめるホテル〜 中島太郎+木下稔

バブル期には老舗旅館も敬遠された!!

ホテルと旅館の違いは何なんでしょうか?

中島社長
簡単に言えば、ホテルは主に客室を提供することを主なサービスとし、旅館は料理や対応なども含めたサービスを主として提供させていただくイメージです。
ホテル側の視点でいえば、客室の状態はサービスの根幹を為すものなので、ベイサイドスクエア皆生ホテル建設計画時には部屋の広さなどにこだわったんです。
木下稔
現時点においてもひとつは老舗旅館、ひとつは個性的なホテルという全く違う個性を持っているからこそ、ベイサイドスクエア皆生ホテルに泊まりつつ海潮園でご飯をいただくということがただ別館でご飯を食べているという印象を持たれない要因なんでしょう。

料亭に来て料理を食べている気分ですものね。
※取材は海潮園にて食事をいただきながら行っています。

木下稔
我々のスタッフも最初海潮園でお食事させていただいた折に、皆でこういった老舗旅館の味というものっていいよねって話になっていました。こういった老舗旅館というものが減っていくとすれば、それはさみしいことだと。
中島社長
皆が新しいものを追っていましたからバブル期にはこういった旅館は敬遠されたものです。ただ皆が強烈に新しくて派手なものに振れた反動もあって、そんな時代の後に海潮園のような趣を持った旅館を評価してくださるお客さまも増えてる傾向は確かにありますね。
若い世代の方にはこういった旅館で食事した経験もないことからかえって目新しく感じるということもあるようですよ。

バブル期には老舗旅館も敬遠された!!

これまでやってきた旅館という業態から異なったホテルの事業計画も具体的に決まっていてホテルの設計に入っていったんでしょうか?

木下稔
弊社が設計に参加した当初から事業計画は要望というレベルで伺っていましたね。
当初は「シングル時々ツイン」というキーワードでした。
今は逆転しているんでしょうか?
中島社長
そうでもないですよ。
もちろん季節によっては逆転することもあるんですがやはり平日はビジネスで来られる方が主体ではあります。休日はファミリーで来られる方も多いため、部屋の組み変えするにも費用がかかります。これが経営的に痛いので、状況が許すならばいっそツインをシングルユース(1人で泊まることを前提に1人料金で泊まることができる)にして泊まっていただけるようにするなど、なるべく組み変えする必要のないように部屋を管理しています。
木下稔
お客様の立場に立つとうれしいことですよね。
駅前によくあるようなビジネスホテルと結局同じような料金でいい部屋泊まれて温泉あってですものね。また期待という気分になりますし、それが大切だと思います。
中島社長
まあ、今の米子はホテル戦争という体を成していますからね。

対談風景 左:中島社長 右:木下稔

木下稔
この状況で価格競争しても仕方ないですからね。
中島社長
他社のホテルも泊まってみましたが仮に名だたるホテルであっても客室にそこまで差があるのかと言えばそうでもない。
ベイサイドスクエア皆生ホテルは他県の方からどこかホテルを紹介してくれないかという話が地元に来た際に他県の方に紹介できるようなホテルを目指してますからね。
やはりせっかく米子まで来ていただいているのに、どこにでもあるようなただ泊まるだけというようなホテルを紹介するようではダメでしょう。
駅前の利便性のみを追求したようなホテルとは少し違った、料金的に安いんだけど決してクオリティが低いわけではない。というホテルができたと思います。

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ベイサイドスクエア皆生ホテル 代表取締役社長 中島 太郎

ベイサイドスクエア皆生ホテル 代表取締役社長 中島 太郎

地元皆生で育ち、北海道で観光系の会社に就職。観光とともに経理についても学ぶ。
先代の体調不良を機に皆生でも老舗の旅館「海潮園」を継ぐも、その昔堅気の経営状態は目を覆うものがあったという。しかし、中島氏の経営判断と自ら調理場にまで立つ行動力で業績を回復させる。

その手腕が評価され、皆生の一等地の宿泊施設の再生プロジェクトの管理という重責を担う。ホテル建設までには様々な困難が中島氏を襲うがまさに血を流す覚悟を持って仕事にあたってくれた周囲の助けと一度道を決めれば、迷いなく進む中島社長の推進力を持って、皆生温泉でも独特の存在感を放つベイサイドスクエア皆生ホテルを建設、営業を始めた現在も冷静な分析と一度決めたら迷わず突き進む強い意志を持って経営を取り仕切る。

関連サイト

参考画像

  • 海潮園参考画像1
  • 海潮園参考画像2